タチカワオンラインのアメリカ村の取材で知り合った
谷道さんに誘われて、座間キャンプの桜祭に行ってきた。
座間キャンプは旧日本陸軍士官学校の用地として使用されていた場所に米軍の基地ができたので、旧日本陸軍の施設と米軍が建てた建物が入り交じっている。基地と言えば興味が沸くのは「ハウス」と呼ばれる兵舎なのだが、残念ながら戦後60年を経た現在では住居施設は鉄筋コンクリートのマンションに建て代わっていて、アメリカ村のような風景は見ることはできなかった。
それでも基地の内部を散策していると古い木造の建物をそれなりに確認することができ、案外昔の建物が多いことに驚かされた。どの施設も木造の建物は外壁が南京下見板張となっているが、瓦で葺かれているものは多分士官学校の施設と思われる。中には押縁下見板張の施設もあり、これは旧陸軍の建物だろう。基地の外では戦前の建築物はほとんど残っていない状況を思うと、フェンスの中だからこそ開発の波から免れることができたというところだろうか。。。

建築家なしの建築的な基地内の施設の中で一際目立った建物があった。桜祭会場の横に建っているチャペルなのだが、塔のデザインがレーモンド設計の東京女子大学(1937年)のチャペルを思い浮かばせる。座間キャンプの総司令部(1952年:ここはもちろん非公開なので外観すら拝むことができなかった。)をレーモンドが設計しているので、もしかしたらこのチャペルもレーモンドが手掛けた建物かもしれない。後で調べてみる価値がありそうだ。
満開の桜が咲くキャンプは基地とは思えないくらい牧歌的な雰囲気で、ビール片手に花見をした後は、基地内のボーリング場で久々のボーリング(なんと貸靴110円、1ゲーム190円!)。のどかなアメリカを疑似体験した不思議な一日だった。
- 2005/04/09(土)|
- 展示会等|
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コメント:6
ご指摘のとおり、東京女子大のチャペルもレーモンド建築です!
女子大には現在、9棟のレーモンド
建築がありますが、そのうち、2棟が無くなる危機に面しています。
よろしければ、ぜひ下記webサイトを
ご覧ください。
「東京女子大学レーモンド建築東寮・体育館を活かす会」
http://homepage2.nifty.com/twcu-raymond/
- 2006/10/04(水) 12:56:30 |
- URL |
- 大塚 #N.vW.TCs
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廣田さん、コメントありがとうござます。三沢浩さんの著書は上記の他、「A.レーモンドの住宅物語/建築資料研究者」を参考にしています。この本の「あとがき」にはレーモンドの戦中のアメリカ軍との関わりが載っていて、戦後彼が座間キャンプなどの軍関係施設を設計するに当たった経緯が示唆されています。
谷道さん、5月31日(火)の「住宅の平面の変化」が面白そうなので、聞きに生きたいと思っています。日程が合えば一緒にいきましょう。
- 2005/04/17(日) 00:18:35 |
- URL |
- サカイ #qmlWd.C.
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>廣田様、ご案内ありがとうございます。
このセミナー面白そうですね。
5年ぐらい前にシカゴに住む叔父にライトの家に連れて行ってもらった覚えがあります。
>酒井さん
行きます?
僕だけだと、たぶん話についていけないなぁ。
- 2005/04/16(土) 11:36:09 |
- URL |
- 谷道健太 #-
- [ 編集]
レーモンド研究の第一人者であり、「アントニン・レーモンドの建築/鹿島出版会」著者でもある三沢浩さんのセミナーが開催されておりますので、興味が有りましたらご参加下さい。
今回はライトについてのようですが、レーモンドのことも懇親の場にてでも質問すれば、よろこんで答えて下さると思います。
セミナー詳細はこちらからどうぞ
http://www.jade.dti.ne.jp/~zo-3/seminar/misawa_seminar.html
- 2005/04/15(金) 11:48:49 |
- URL |
- AtelierChou廣田 #6p3Hm7U2
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建物の情報ありがとう。僕も始めは日本語限定を外して検索していたんだけど、途中から訳が解らなくなって、断念してしまいました。。。やはり、この手の情報は英文を読まないとだめですよね。さすが谷道さん!
レーモンドという建築家のことも、普通の人は知らないかもしれない。レーモンド自身は既に亡くなっていますが、彼の興した事務所は谷道さんのリンクにあるように今でも健在です。実は去年当方が改修(マンションの一戸)を担当した物件の元設計がレーモンド事務所だったのです。そんなこともあり、最近の僕の中ではレーモンドはかなり大きな存在なのです。でも読者にはそんなこと解かるはずもないし、説明不足でしたね。僕も記事の末尾に【参考】を付けるようにしようと思います。いかんせんマニアックな内容なので……
- 2005/04/15(金) 01:12:25 |
- URL |
- サカイ #qmlWd.C.
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司令部庁舎については、在日米陸軍のサイトに由来が書いてありました。
http://www.usarj.army.mil/history/campzama.htm それによれば:
・1952年2月、キャンプ座間のサウスキャンプ(現在、司令部庁舎が所在するエリア)で米兵の失火により建物5棟が全焼。
・ちょうど司令部移転を計画中だった極東米陸軍司令部(U.S. Army Headquarters Far East)は、この地に移転することに決定。同司令部は横浜税関に所在していた。
・司令部庁舎の設計はレーモンド設計事務所が行い、施工者は竹中工務店、鹿島建設、西松建設。1953年夏に竣工。「リトル・ペンタゴン」と呼ばれた。
この記述が正しいなら、座間に移転したきっかけは、米兵の失火ということになるのが面白いですね。
ちなみに現在の組織名は、「在日米陸軍/第9戦域支援コマンド司令部」という長ったらしいものです。
・1962年当時の航空写真。
http://www.zamaalum.com/Carolynspix/page1.htm・基地の外からこの建物を見ることは可能みたいですよ。
http://www.iris.dti.ne.jp/~nickey/ray_zama.htm・レーモンド設計事務所は代々木5丁目に実在するようですね。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hinoki/3019/raymond_001.htm チャペル設計者についてはネットを検索してみましたが、わかりませんでした。
- 2005/04/14(木) 02:23:19 |
- URL |
- 谷道健太 #-
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キャンプ座間(2005年4月9日)Photograph by Kenta Tanimichi 神奈川県の相模原市と座間市にまたがる米軍キャンプ座間に行ってきた。ここは終戦まで帝国陸軍の陸軍士官学校があったところ。そのせいか見事な桜が植わっていて、毎年この時期に基地を開放している。 同行者は
- 2005/04/13(水) 14:36:57 |
- Tanimichi World Blog